歌手の工藤静香が4月10日、自身のインスタグラムを更新し、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態が宣言された後も、混み合う飲食店で外食する人たちに警鐘を鳴らした。
工藤はストーリーズに「何故に今?」と書き出し、「混んでいるカフェ、ビストロに並んで、満席の中食事をするのはやめませんか? 何故、今満席の店にひしめき合い並ぶのだろう。1人1人距離をとりましょうよ」と“密集”“密接”の感染リスクを負いながら外食する人々に苦言を呈した。
工藤は続けて「緊急事態宣言が発令されています。自由時間ではないです」と、さらにきつめの表現で行動自粛を促し、「1人1人が危機感を持たないと本当に大変な事に」と訴えた。
この発信にフォロワーからは「ほんとしーちゃんの言う通り。何でこんなにレストラン混み合ってるの?ニュース見てないのかな?」「工藤さんがビシッと言ってくれてよかった」と、多くの賛同するコメントが寄せられた。
その一方でネット民からは「工藤さんの言う事はごもっともだけど、何故にそんな喧嘩腰なの?」「言い方だよね。正論といっても厳しく決め付ける表現ばかりじゃ誰もついていかないよ」「自由時間ではないですって言い方が気に入らない、何様だよ」「工藤さんに怒られてる気分になって不愉快」といった意見も聞こえてくる。
「工藤さんは事あるごとに“咳エチケット”や“マスク着用”について意見を述べ、啓蒙しています。ですが、言葉がストレートすぎて『上から目線過ぎる』『イライラしすぎ』といった反応をネットで受ける事が多くなっています。おっしゃることは正しいので、もっとソフトな表現で発信すればもっと多くの人の心に響くと思いますが」(IT系ライター)
有名人の啓発活動は大きな力となるだけに、それが多くの人に受け入れらるよう、もう少し柔らかな表現で発信していただければ、と願う。
(石見剣)