フィギュアスケート世界選手権2016を終え、今シーズンの公式試合をすべて終えた羽生結弦選手。テレビのインタビューで「日本に帰ったら食べたいものは?」と聞かれた。これは海外で活躍した選手に尋ねる“お約束”の質問で、以前テニスの全米オープンで準優勝を果たした錦織圭選手は「のどぐろ」と答え、錦織選手のもとにはのどぐろの届け物が殺到したことで話題になった。果たして羽生選手は何と答えるのか‥‥と思いきや、彼の答えは「今は食べ物のことよりスケートですね」だった。「銀メダルに終わった悔しさが強くて、それどころじゃなかったようです。もともと羽生選手は食が細く、食べ物にあまり関心がありません。13年から味の素が食の面から彼の健康面をサポートするようになりました。好物は寿司と焼き肉と公表していますが、それは自分が食べたい量を調節できるから。そのため胃の動きが遅く、すぐお腹がいっぱいになってしまう羽生選手のために『だし』で食欲を刺激でき、栄養面でもバランスが取れる鍋料理を食べるように指導したのです。この鍋が、スタミナ切れでダウンしてしまうことの多かった羽生選手の体力アップに貢献したそうです」(スポーツ紙記者)
世界選手権では悔しい思いをした羽生選手。万全の食生活で、来期はさらにバージョンアップした姿を見せてほしい。
(芝公子)