タレントの神田うのが5月16日に自身のインスタグラムアカウントを更新し、新型コロナウイルスの抗体検査を受け、陰性だったことを報告した。
神田は「3密を避けまくっているのでかかっていない自信は凄くあったものの、これでコロナに今もかかっていないし、過去にもかかっていなかったことが証明されました」と綴り、陰性の結果が示された検査キットの画像をアップした。
続けて、「抗体がないから今後自分がかかってしまう恐れはあるものの、これで来週憲ちゃんと安心して会えます」と歌手で親友の美川憲一との会合に問題がないことを説明すると、「憲ちゃん(コロナを)めちゃくちゃびびっていますからね。知らずして周りの皆様にご迷惑をお掛けする事がないという事が分かり良かったです」とも語っている。
とはいえ、抗体検査の意義は自身が過去に新型コロナへの感染があったかどうかを確かめ、免疫ができているかを調べるものであり、陰性結果が出たことで、“ひと安心”という類いのものではない。むしろ、これまでに無症状での陽性期間中に出来た抗体の有無を確認する為のものであり、陰性と出た神田の場合は検査以前に感染したことがないという証明に過ぎず、来週に美川と会う時点で感染していないことの証明にはなり得ないとの指摘が相次いでいる。
「一度、無症状ですでにコロナに感染済みだった場合、その抗体によって二度目の感染リスクが低くなる可能性があることから、自分も調べてみたいという抗体検査の需要が急速に高まっています。しかし、神田の場合は現在コロナに感染しているかどうかの確認のような使い方をしているようにも解釈でき、ネットでは『普通は過去にコロナにかかっていた方が抗体があるので安心なのでは?』『この勘違いが先生も恐れていた一つ。正確性は100%じゃないし、明日にも感染するかも知れない。来週、自分が陰性だなんて、どこからそんな自信がくるのか…』『何か大きく勘違いしてますね。むしろ抗体がある方が感染のリスクも少なくなるのでは?』『検査を終えた直後から、感染者でないことの証明には使えない』とのツッコミが集中。PCR検査で陰性結果が出たことを喜ぶのなら理解できますが、抗体があるかどうかを確かめる検査で出た“抗体が無い”という結果を、他人と会う際の安心材料として受け止めるのは、抗体検査の目的を履き違えているようにも感じます」(週刊誌記者)
ただ、74歳と高齢なこともあり、コロナに“びびっている”という美川との会合を止めるべきとのコメントに対して、神田本人がインスタグラム上で「はい!今憲ちゃんにやっぱり会うのはやめておこうとお電話で話しました。今は我慢の時です。延期してもらったので大丈夫です」と返信。会う予定はひとまず中止となったようだ。
コメント欄にも神田と美川を心配する声が多く上がっていただけに、“我慢の時です”と対面を延期したのは、影響力の強い立場であることを鑑みても、賢明な判断だったと言えるだろう。
(木村慎吾)