マイホームの購入は、多くの人が慎重に進める人生の中でも大きな買い物の一つです。そのため、事前にイメージしていた、理想と現実とのギャップにがっかりしてしまうこともあるようです。
住環境ジャパン社が2020年1月、30~40代の未就学子育て世代の住宅購入経験者1,107人を対象に実施した『住宅購入前後のギャップとエピソード』に関する調査によると、購入前の理想として多く挙げられたのは、「予算内で収まる」(33.1%)、「イメージ通りの間取り」(20.8%)、「日当たりが良い」(19.4%)、「良い立地」(16.1%)、「充実した設備など」(8.9%)だったそう。
一方で、「現実はどうでしたか?」という質問に多く挙げられたのは、「予算オーバーしてしまった」(44.3%)「間取りが失敗してしまった」(19.3%)、「日当たりが悪かった」(10.0%)、「設備が使いにくかった」(8.6%)、「立地が悪かった」(5.4%)だったそう。
「予算」「間取り」「日当たり」の3項目は、多くの人がイメージ通りの理想を追い求める一方で、実際に暮らしてみるとがっかりしやすい項目でもあるようです。
イメージ通りのマイホームを実現したい場合、一番大きな問題は予算内に収まるかどうかでしょう。場合によってはマイホームを手に入れられない可能性がありますから、予算内で希望のかたちを実現することが可能かどうか、事前のリサーチが必要です。
間取りや日当たりは、実際に暮らし始めてから違和感を覚えることも。紙上のイメージだけでなく、目線に入る景色や行動の導線などを、できる限り自身の体格や行動に合わせて考えておきたいですね。事前に見学ができる場合は、違う時間帯に行ったり、実際に室内で動いたりすると、よりリアルなイメージングができるでしょう。
マイホーム購入で「絶対に失敗したくない!」という場合は、多くの人が気になる項目を参考に、リサーチを始めてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)