中村倫也主演ドラマ「美食探偵 明智五郎」の第8話が6月21日に放送され、平均視聴率は6.6%だった。
同ドラマは、コロナ過で4月スタートドラマが軒並み放送延期をした中、予定通り4月12日から放送された数少ない新作。初回は、10.0%と好発進し、第2話から7話までは8%台をキープしていた。
今話では、これまで小池栄子演じるマリアから殺人を持ちかけられ、悪の道に堕ちたマリア・ファミリーの林檎(志田未来)、シェフ(武田真治)、れいぞう子(仲里依紗)が集結して、新たにファミリーに加わったココ(武田玲奈)のストーカーを殺める。ココは、明智の助手・小林苺(小芝風花)の元同級生だったことから、人間模様が複雑に絡みあってくる。
最終話に向け、ハラハラドキドキのストーリーが展開しているのだが、なぜ6%台まで落ち込んでしまったのだろうか。
視聴者の感想を見ると「イライラする」「前は面白くて録画を何度も見たが、先週と今週は、なんだか展開が一緒というか飽きてきた」「原作通り明智のマリアへの執着を描いてほしかった」など、後半に向けての展開に不満があるようだ。
「苺は命を狙われているのに、明智の言うことを聞かず、危険にさらされる。明智は苺に危険が迫っているのに、具体的なことは言わない。結局、命を狙われていることへの危機感が薄いから事件に巻き込まれる、という構図にイラ立っているようです」(テレビ誌ライター)
猟奇殺人チームの志田や武田、仲が明るい狂気を好演しているだけに、残念だ。