大きなライフイベントに必要な資金や子どもの養育費・学資資金、老後の資金などを用意するために、預貯金や保険だけでなく「投資」を検討・実践する人がいる一方で、苦手意識を持っている人もいるのではないでしょうか。
CCCマーケティングが2020年5月、T会員(23歳~59歳男女)200名を対象に行ったインターネット調査では、「株投資を始めたい」と考えている人は4人に1人以上(26%)だったそう。その理由として、「もともと株に興味があり、相場が安いうちに試したい」(59.6%)、「相場が安い今、投資を始める絶好の機会だから」(42.3%)などの声があがり、コロナ禍による株式市場の相場安を機会に投資に挑戦しようとしている人が出てきていることが分かったようです。
とはいえ、「投資を始めたいと思わない」と回答した人は52%と半数を超え、依然として投資はリスクを伴うために「敷居が高い」と感じている人は多いようです。
「Tポイントを使って株(国内)を買いたいと思いますか?」との質問には、3人に1人以上が「始めたい」(35.5%)と回答し、その理由としてあがった最多回答は、「Tポイントなら現金が減らないから安心してチャレンジできるから」(67.6%)だったとのこと。本格的に投資を始めるのには勇気が必要でも、獲得したポイント内でできるのであれば、心理的ハードルが下がるようです。
初心者にとって敷居の高い「投資」も、コロナ禍による相場の安さや身銭を切らなくても始めることができること、少額から始めることのできる仕組みが登場していることで、挑戦意欲が高まっている様子。どうやら、コロナ禍は家計管理やお金について“学ぶ・実践する”きっかけとしての一面もありそうです。
(Nao Kiyota)