女優の篠原涼子が一匹狼の最強派遣社員・大前春子を熱演するドラマ「ハケンの品格」(日本テレビ系)。7月1日に放送された第3話の平均世帯視聴率は11.9%と二桁をキープ。春子の活躍もさることながら、もう1つ、このドラマには視聴者を惹きつける要素がある。それが「食」だ。
「第3話では、主人公・春子の派遣先である食品会社S&Fの社員食堂のアルバイト・牟田(六角精児)が経費節減でクビになり、カレーのクオリティが下がってしまうことに。この問題を解決するために、春子が牟田の作るカレーを再現しようと悪戦苦闘するという内容でした」(テレビ誌ライター)
ドラマでは、実際に牟田(六角)が作るカレーのレシピも登場。数々のスパイスをはじめ、3時間かけて「玉ねぎのみじん切りを炒める」など手間のかかる調理法も公開されている。しかし、そのカレーがあまりに美味しそうなことから、ツイッターには「大前春子が再現したS&Fライスカレーを作りました!」との報告もあがっている。
「ドラマの舞台が食品会社ということもあり、第1話ではロシアのタチアナ社と新規契約を結ぼうとするも、クルーザーでの商談が失敗に終わりピンチに。すると、七輪を持参した春子が漁港で新鮮な干物を焼いて振る舞い商談が成立。こうしたグルメ要素が物語のキーポイントになっています」(前出・テレビ誌ライター)
第2話でも老舗蕎麦店に、新規の蕎麦を使ったメニューを提案する場面が登場。これにもネットでは「ハケンの品格の2話に登場した蕎麦屋のそばが食べたい」などのリクエストが寄せられた。
“本筋”以外のところで思わぬ反響を呼んでいる「ハケンの品格」。新コロナウィルスの影響で自炊の機会が増える中、今後もドラマに登場するレシピが話題を呼ぶことは間違いなさそうだ。
(窪田史朗)