歌舞伎俳優の市川海老蔵が開設したユーチューブチャンネル「EBIZO TV」が1カ月で23万人の登録者数を超えているが、当初目標とした人数も収益も大幅に下回っていたと、14日に発売された「女性自身」(光文社)が伝えている。
同誌では芸能関係者の話として、歌舞伎の制作と興行を仕切る松竹がユーチューブの開設になかなか許可を出さなかったものの、5月に海老蔵が襲名する予定だった十三代目市川團十郎の襲名披露興行がコロナ禍で延期になっていることをあげ、「こんなご時世なので」と押し切る形で開始。元「news zero」の制作スタッフから紹介された20代男性を中心に3名の映像スタッフによる専属チームを結成し、この1カ月の間に40本以上の動画を投稿。総再生回数は1800万回と決して悪くないが、海老蔵本人は焦りを見せていると報じている。
「記事によれば、海老蔵は同じ芸能人が開設したチャンネルと同程度の登録者数を目標に設定していたようで、嵐が開設初日に100万人、江頭2:50、手越祐也、本田翼も20日足らずで100万人に到達していることから、それらの4分の1にも満たない状況なるとは思いもよらなかったというのです。というのも、海老蔵はアメブロでの人気ぶりは有名で2018年の“ブログ王”にも選ばれたほど。その広告収入は4000万円に達すると言われています。それだけに、プロの映像制作スタッフを雇って開始したユーチューブでは億単位の収益を目指していたといいます。ただ、登録者数が伸び悩んでいる現在は、広告収入が月に数百万円ほどで頭を悩ませているとか」(芸能記者)
この報道に対して海老蔵は16日、早速ブログで否定。「最近の記事 おいおーい もういい加減やん」と書き出し、「ニュースゼロの方とかいないよ、そして収益化そんなに求めてなーい。楽しそうだからやってます。が、正解です!広告入れてないのも結構ありますよん」と一蹴している。
ただ、この一連の報道についてネットでは《ブログで成功したからといってユーチューブでウケるとは限らないよね》《ユーチューブで海老蔵の生活見せられても…》《ブログで4000万って十分だろ、そりゃマメに更新するわな》など冷ややかな声が多く見受けられる。
「EBIZO TV」で、たびたび取り上げている海老蔵と子供たちの日常は、テレビで定期的に放送される密着番組やブログで十分との声もあり、閲覧者にとってあまり興味をそそられるコンテンツとはならなかったようだ。
海老蔵本人はゆくゆく「ユーチューブ歌舞伎」の可能性まで視野に入れていると言われるが、開設からまだ1カ月半。今後、どのようなチャンネルに発展していくのか、注目していきたい。
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