7月19日にスタートした堺雅人主演ドラマ「半沢直樹」(TBS系)は、初回平均視聴率22.0%を記録。7月26日放送の第2話は、さらに0.1ポイントアップの22.1%だった。
前作の2013年版では、堺演じる半沢が放つ「倍返しだ!」のセリフが強烈なインパクトをあたえ、同年の流行語・年間大賞に選ばれた。このセリフは、20年版でも発せられているが、今作では、これを上回る激烈な言葉が飛び出したと話題だ。
それは、半沢の宿敵である東京中央銀行の取締役・大和田暁(香川照之)が発したフレーズ。
大和田伝説の土下座から7年、半沢と再会し、敵対心をむき出しにした大和田は半沢に向かって「君はもう、おしまいです。お・し・ま・い・death(デス)!」と言って、首をかき切るジェスチャーをしたのだ。
このシーンに「もう、最高!」「thの発音が完璧」などと大いに感心する人や、「まじ笑ったこのシーン」「これめっちゃ笑った」など香川の顔芸を堪能した人など、ネット上には大きな反響が寄せられた。さらに「笑わない堺雅人すごい」「カットの声の後に爆笑してそう」など、マジ顔で対応する堺を称える向きもあった。
「20年版では、香川に加え、香川の顔芸を踏襲した証券営業部・伊佐山泰二役の市川猿之助の演技も話題です。シリアスで重くなりがちな経済ドラマでありながら楽しめるのは、アクの強いキャラクターを香川や猿之助といった名優が渾身の演技で見せてくれる点も一因ではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
第3話からは、今年1月3日に放送されたスピンオフ「半沢直樹II エピソードゼロ~狙われた半沢直樹のパスワード~」で主演を務めた吉沢亮が登場。視聴者の期待は高まるばかりだ。