在宅生活が続いた影響で“コロナ太り”が気になる今、「運動から遠ざかっているのであまり食欲がわかない……」ということはありませんか? そんなとき、「ダイエットになるからちょうどいい」と思って何も食べないでいると、太る悪循環に陥ってしまうことも。「食べないと痩せない」ともいわれますが、どうしてなのでしょうか?
精神科医の奥田弘美さんの著書「何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから」(扶桑社刊)によれば、空腹を無理に我慢し続けると、脂肪や筋肉をどんどん分解してエネルギーに変えるので一時的に体重は減るものの、そのうちどんどん減らなくなっていくのだとか。その結果、太りやすい体質へと変化してしまうのだそう。
なぜなら、体が飢餓状態と認識してしまうので痩せるモードにはならず、ひたすら代謝を下げて生命活動を保とうするから。代謝が下がれば、当然、痩せにくくなりますよね。奥田さんは、「理想は1日3食、通常の食事を腹八分目にしていれば自然に痩せる」と述べています。
また、管理栄養士の森由香子さんの著書「食べる時間を変えれば、やせられる!」(東洋経済新報社刊)によれば、夕食の食事量を減らすし、糖質の多い食事や油をたくさん使ったおかずを食べないように気をつけた女性が、半年後には6~7キロの減量に成功したとか。少ししか食べていないと思っていても、食べているものが糖質過多、脂質過多だと、せっかく減らしているのにもったいないものです。
痩せるには、減らすべきものは減らしつつ、栄養的に必要なものはしっかり摂取することが大切なようですね。“食べながら”痩せ体質になりましょう。