ディーン・フジオカがアジア流のやり方で熊本地震の被災地を支援する。東京・小岩のベトナム料理専門店にて、フジオカの指導を受けて完成したオリジナルメニュー「ディーンスペシャル」の売上金を、義援金として寄付するもの。実施日は4月23日、24日、30日、5月1日の全4日間となっている。
アジアを股にかけて活躍するフジオカは、ツイッターでも「生命無國界」(命に国境はない)や、「Tinh yeu tu Viet Nam」(ベトナムからの愛)など、各国語でメッセージを投稿。また、食品アレルギーを持つ子供に向けた食品の寄付を募るなど、小麦アレルギーを持つフジオカならではの支援も行っている。これらの支援について、海外事情に詳しいライターが解説する。
「アジアを含めた海外では、義援金を募るために料理や手作りのお菓子を販売する形でのチャリティーはごく一般的。フジオカのように海外でも活躍する有名人が率先してチャリティーの声をあげる意味は大きいでしょう。またアレルギー対策も、こういった非常時には後回しにされがちですが、食品アレルギーは重篤な中毒症状を招くこともあり、当人にとっては生命にかかわる問題です。これもフジオカがテレビなどで小麦アレルギーを公表していることで、世間の意識を変える力になっているかもしれません」
逆輸入イケメンとも呼ばれるフジオカ。そんな彼が輸入したものには、日本人ではなかなか発想できない新しい形での被災地支援も含まれているようだ。
(金田麻有)