お笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明が8月13日、ラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」(TBSラジオ)に出演。初期の腎細胞がんで17日から入院し、治療のために一時休養することを発表した。
番組のエンディングで小木はステージ1の腎細胞がんを告知されたことを報告。小木は頭痛の治療で入院していたが、時間に余裕ができたため、脂肪肝を危惧して肝臓の検査も依頼。その検査で腎細胞がんが判明し、小木は「入院していて暇で見つかった。これ超ラッキーよ。先生たちもみんな言ってくれた。ラッキーでしたねって」とコメントした。
早期発見できてよかったが、小木を襲った腎細胞がんとはどんな病気なのか。
「腎臓は尿をつくる腎実質と、尿が集まる腎盂に大きく分けられます。腎細胞がんは、腎実質にある尿細管の細胞ががん化したもの。腎臓にできるがんの約9割は、腎細胞がんです。女性よりも男性に多く、高齢になるほど罹患率は高くなります。腎細胞がんは初期症状がほとんどなく、健康診断や人間ドックで見つかるケースが増えています。また、がんが進行して血尿やお腹のしこりなどの症状が見られてから、はじめて発覚するケースも少なくありません」(医療系ライター)
自覚症状が乏しいことから、小木が言うように“ラッキー”な発見だったが、原因は何だったのか。
「腎細胞がんの原因は正確にはわかっていませんが、肥満や高血圧など生活習慣に関わるといわれています。件のラジオ放送によると、小木さんは脂肪肝の数値がプラスでした。脂肪肝は中性脂肪が肝臓に蓄積する病気です。肥満になると、肝臓に中性脂肪がたまりやすくなります。小木さんも肥満傾向だったのではないでしょうか」(前出・医療系ライター)
小木はまだ48歳。退院後は肥満に注意し、再び鋭いコメントを聞かせてほしいものだ。
(石田英明)