「プレミアム商品券がなぜ紙?」古市憲寿の苦言に反論続出のワケ

 社会学者の古市憲寿氏が8月27日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)に出演し、様々な自治体が「プレミアム商品券」を紙で発行している状況に疑問を呈している。

 新型コロナウイルスの影響で衰退していた消費を活性化すべく、各自治体が中小店舗支援の為に次々と発行しているプレミアム商品券。1冊1万円の購入で、2000~3000円ほどのプレミアが付くことから、発売からすぐに各地で大行列ができる人気ぶりとなった。

 このお得な商品券をQRコードや電子マネーで決済できるデジタル商品券として販売している地区もあるが、大半が紙での発行に。これについて、古市氏は「今時、商品券が紙で、それに人が並ぶって時代錯誤甚だしい」とコメント。共演者の中江有里もデジタル商品券であれば、「並ばなくて良いし、買いに行かなくて良い」とその利点に触れると、再び古市氏は「逆にほとんどの自治体が紙ってことにびっくり」と驚いている。

「日本のデジタル化は他先進国に比べて遅れており、たしかに古市氏の指摘するように、今回の商品券をデジタルで発行できれば、購入する為の行列の密を避けられるなど、あらゆる面でメリットは多いはず。しかし現実問題、コロナ禍で大きな経済的ダメージを受けた中小店舗の中には電子マネー決済はおろか、いまだにクレジットカード決済への対応すら進んでいない店もあり、全てをデジタルで準備してしまえば、そうした層を救うことができなくなってしまいます。使う側も、日本の人口の28%が高齢者ですから、その層が対応できないようなデジタル化への急速な切り替えはなかなか難しい。そのため古市氏の見解に対する異論は多く、『日本はかなりの高齢化社会。デジタル機器やシステムを使いこなせない層が、買う側にも売る側にも多い』『お年寄りにカード決済は大変。都会のど真ん中で暮らしている人ばかりではないということ』『地方商店街の実情も踏まえずにコメントしといて社会学者?聞いて呆れます』といった反応が寄せられました。今の日本では4人に1人が高齢者であることを考慮すれば、全てをデジタル化できるまでにはまだまだ時間がかかりりそうです」(エンタメ誌ライター)

 最近では社会学者というよりは、辛口の毒舌家やタレントとしての活動も多い古市氏。多忙がゆえに、なかなか地方の現状を知る為のフィールドワークにまで手が回らないのだろうか?

(木村慎吾)

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