「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)で家政夫を演じた大森南朋の人気が爆上がりを見せている。
特に8月25日放送の第8話ラストで見せた、メイ(多部未華子)の手を握りしめながら、担当家政夫であるのと同時に1人の男性としてメイに好意を抱いている心情を見事に演じ、ネット上では「8話のラストシーンばかり何度も繰り返し見てる」「8話のラストのナギサさんにキュンキュンしすぎてどうにかなりそう」「最終回が早く見たい反面、ナギサさんロスが怖くなった8話のラスト」など、称賛の声が相次いだ。
「大森は『半沢直樹』(TBS系)で半沢を苦しめる銀行員の1人として登場していてもおかしくない、恋愛主軸のドラマよりビジネス主軸のドラマのほうが似合う役者でした。しかし『わたナギ』でナギサ役を演じたことで、こうした恋愛主軸ドラマでもハマることを証明したのです」(女性誌記者)
映像関係者の間では、大森は今回ナギサ役にキャスティングされたこと以上に、演出に対しても感謝すべきとの声があがっているのだとか。その理由について、女性誌記者が続ける。
「ドラマの原作である四ツ原フリコ氏による漫画では、ナギサさんは無口でいかついコワモテなのに驚くほど家事の才能が高いという設定でした。ところがドラマでは、ナギサさんのセリフにもあったように、まるでお母さんのようにメイを優しく包み込み、叱る時は叱り、励ます時は励まし、決してコワモテではありません。これまで大森が演じてきた役柄を考えれば、漫画原作と同じコワモテ家政夫を演じることはたやすかったでしょう。それなのにいつも笑顔を絶やさない『かわいいおじさんキャラ』に変更したことで、このドラマは大森の新たな代表作になったことは間違いない。つまり役者としてのキャパシティーがこのドラマによって広がったということ。テレビドラマはビジネス主軸の作品よりも恋愛主軸の作品のほうが多いですから、大森はこれまで以上に今後は忙しくなるのではないでしょうか」
最終回を迎え、SNSでは早くも“ナギサさんロス”の声が出ているが、大森の今後の出演作には期待が高まるばかりだ。