人と話すとき、腕組みをしている相手と話した経験はありませんか? そのとき、あなたはどんな思いを抱きましたか。そして、相手はどんな心理状態なのでしょうか。
精神科医のゆうきゆうさん監修の「『なるほど!』とわかる マンガ見ための心理学」(西東社刊)には、相手の心を開くテクニックの一つとして、腕組みをしないことが挙げられています。警戒感、拒絶感、不安を抱いているときに体を閉じる、これらを心理学ではクローズドポジションと呼びますが、腕組みをするのはその典型的なポーズなんだとか。
つまり腕を組むというのは、相手と自分との間に壁を作って「相手を受け入れまい」という姿勢ということ。なので、相手に好印象を与えたいなら、腕は開いておくのがよいでしょう。
ちなみに、1人でいるときや考えごとをするときに腕組みをするのは、外部の情報を遮断し、集中するためなんだそう。目の前のことに粘り強く取り組もうとしている現れなんだそうですよ。これは集中したいときには使えそうですね。
腕組みは、身構えたい相手には使って、仲良くしたい相手には一切しないなど、使い分けるのがよさそうですね。