コロナ禍でさまざまな集会やイベントがオンライン化していますが、それは内定式も同様。「オンライン内定式」の実施を検討している企業もあるようです。
ゼネラルリサーチ社が企業の人事担当者と2021年卒の学生を対象に『オンライン内定式のメリットと課題』に関する意識調査を実施したところ、完全オンラインで内定式を行うと答えた企業は24.7%でした。「基本的にオンラインで希望者のみオフライン」は34.0%にも上り、オンライン内定式を予定している企業が多い結果になりました。こうした行事ごとのオンライン化は感染予防のメリットはありますが、デメリットもあるようです。
アンケート調査でも「内定者同士の交流の減少(36.9%)」や「大人数の参加による通信不具合発生のリスク(36.0%)」、「内定者の期待と会社のビジョンとの乖離(30.0%)」などの意見が多く、直接顔を合わせないことでさまざまな懸念があるようです。
Twitterでは、「開始時間を勘違いしていて残り5分で内定式が始まるのにパジャマのまま。上半身だけスーツを着て下半身はパンツだった」「オンライン内定式中に寝落ちしてしてしまい、会社から起きてくださいって電話がかかってきた」などのエピソードが投稿されていました。
オンライン内定式はやむを得ないものですが、新入社員たちの緊張感が足りなくなることも懸念点といえそうですね。