16-17のフィギュアスケートシーズンのGPシリーズ、欧州選手権、ロシア選手権と出場したすべての試合で優勝している、向かうところ敵なしのエフゲニア・メドベージェワ選手。彼女の演技後のキス&クライでおなじみのコーチがエテリ・トゥトベリーゼだ。
「きりっとしたクールな美女で、ジュニアのGPファイナルや世界選手権で1位になったアリーナ・ザギトワ選手や、ソチ五輪の団体戦で金メダルへ導いたユリア・リプニツカヤ選手など、ロシアの有望な選手の多くを教えてきています」(スポーツライター)
そんなトゥトベリーゼ。実は元日本代表の安藤美姫と共通点がある。トゥトベリーゼにはダイアナという一人娘がいて、女手ひとつで育てている未婚のシングルマザーなのだ。
「トゥトベリーゼはメドベージェワ選手と一緒のリンクで娘の指導もしていますが、娘は幼いころの医療ミスで耳に障害があるんです。音楽が聞こえればOKということで競技大会にも出ていましたが、今はシングルからアイスダンスに種目を変えています。母も、シングルからアイスダンスに転向した経歴があるんです」(前出・スポーツライター)
トゥトベリーゼは人生をスケートの指導に捧げており、地元メディアのインタビューでは「結婚なんて無理」と断言している。そんなコーチの思いも込めて、選手は最高の演技を目指しているのだ。
(芝公子)