名優・橋爪功の息子で俳優の橋爪遼容疑者が6月2日、薬物違反(所持)の現行犯で警視庁に逮捕された。
遼容疑者だけでなく、芸能界では昨年から今年にかけて、KAT-TUNの元メンバーで歌手の田中聖容疑者、元俳優の高知東生、元プロ野球選手の清原和博、元NHKの歌のお兄さんで俳優の杉田光央、元俳優で画家の庄司哲郎、女優の高樹沙耶(益戸育江)らが逮捕されている。
有名人が逮捕されれば、自身や家族だけでなく、多方面に影響が出る。ときには多額の違約金も発生するとわかっていて、なぜこれほど違法薬物汚染が蔓延しているのか、薬物関係に詳しいジャーナリストに聞いた。
「有名人の場合、一度でも違法薬物に手を出すと、そこから抜けるのは容易ではありません。仮に、クスリから抜け出そうと思っても『バラすぞ』と脅され、一般よりも高い値段で買わされる。売人にとっては、いい金ずるですから、決して放そうとはしません。そしてズルズルと泥沼にハマってしまうのです。もし売人が逮捕されたとしても、その後釜はいるので、薬物ルートから逃れることはできません。それを断ち切るためには、覚悟を決めて自首するしかないんです」
たった一度の好奇心や出来心が、一生の汚点となってしまうのが薬物なのだ。