W不貞疑惑で民進党を離党した山尾志桜里衆院議員が9月22日、2週間ぶりにメディアの前に姿を現した。地元・愛知県尾張旭市で開かれた後援会向けの会合で、次期衆院選へ無所属で立候補する意向を示したのだ。
山尾氏は「政治家としての土台を作ってくれた矢先に、その積み上げを壊してしまったことを申し訳なく思っています。ごめんなさい」と謝罪したうえで、「もし地域の皆さんに頑張れと言っていただけるなら、無所属として選挙に挑戦させていただきたい」と出馬宣言。だが、その後に行われたぶら下がり会見の対応が酷すぎるとして非難の声が倍増している。政治部記者が話す。
「不貞疑惑の4日間について聞かれると『政治家は何処まで説明責任を負うべきか突きつけられたが、新たな発言をすると相手や自分の家族に支障が出る』と逃げ、週に4日も密会すれば不貞行為とみなされるという弁護士の判断を持ち出されると『法律家として立っていません』とはぐらかした。支援者からは『政治と個人の問題は別』『罠にハメられた』と擁護されていましたが、当選は極めて難しい状況です」
山尾氏がとりわけ“重罪”とバッシングされるのは、これまで与党議員の不祥事について舌鋒鋭く攻撃してきたからだ。昨年2月、宮崎謙介前議員が不貞報道で謝罪会見したときは「(育休の)流れを作ると言いながらこんな無責任なことをやって、これが逆流になるのが心配」「悪い事をしておきながら涙目で潔くすれば男の美学みたいなところに違和感がある」と発言。今やそれがブーメランとなって「不貞を認めて辞職した宮崎氏のほうがマシ」と非難囂々だ。
「初代アニー」に抜擢され、芸能活動もしていた山尾氏には、学生時代からチヤホヤされすぎて怖い者知らずのところがあったという。
「昨年、週刊現代が報じていましたが、高校時代の山尾氏は109やカラオケで遊びながらも、高3の9月から受験勉強して東大に現役合格した才媛。東大在学中は化粧が濃いめで、夏場は肌見せの多い服装をしていたとか。ムチっとした二の腕が魅力的で『ボンレスハムみたいでいいなあ』と男子学生から評判だったそうです。ラクロス部のマネジャーを務めていたときには恋の噂が絶えなかったそうで、『男あしらいが上手い』『自分が可愛いということを理解しているけどそれを鼻にかけない』とモテモテだったようです」(前出・政治部記者)
検察官から政治家に転身してからも、当選わずか2期目に民進党初代政調会長に任命されるなど、先輩議員に持ち上げられて異例の出世を遂げた山尾氏。人生最大の大逆風にさらされ、“元アニー”のtomorrowにはどんな結末が待っているのか。