人気俳優の竹内涼真がサンタに扮し、東京・板橋区の成増幼稚園にサプライズで登場した。これは、ロッテが企画する「キシリトールガム 発売20周年記念プロジェクト」の一環で今月5日に行われたもの。竹内は園児たちと一緒に、「世界にひとつだけのクリスマスツリー作り」に精を出した。このニュースがテレビで放送されると、たちまちネットでは「サンタコスの涼真くんやばすぎ。ウチにもこないかな」「足ながっっ!!涼真サンタさん」など、大きな反響を呼んだ。
そんな彼が出演中のドラマ「陸王」(TBS系)は、放送開始直後から視聴率15%前後をキープ。高視聴率から4話分の脚本が加筆され、放送回数は10話分ながら、放送枠を拡大して実質14話分のボリュームで、放送されることになった。「陸王」人気は、撮影場所として使われたロケ地にも波及。予想以上の経済効果を上げ、地元は嬉しい悲鳴を上げているという。
「第5話と第6話で放送された『ニューイヤー駅伝』のシーンが、埼玉県行田市で撮影され、このロケに参加したエキストラはなんと総勢1万人以上。竹内が走る姿を一目見ようと、遠方からやってくるファンもいました。このエキストラたちのおかげで、地元商店の商品がお土産として飛ぶように売れたのです」(女性誌記者)
例えば行田市に店舗を構え、名物「十万石まんじゅう」を販売している「十万石ふくさや」は、「陸王」とコラボして焼き印入りのまんじゅうを発売し、撮影当日は瞬く間に売り切れたという。他にも「戸塚煎餅店」の足袋の形をした「陸王たび煎餅」、「横田酒造」で作られた「日曜劇場『陸王』本醸造」もすっかり定番のお土産として高い人気を誇っている。
「行田市では、ロケ地をめぐる“聖地巡礼”で観光客も急増し、経済効果はなんと1カ月で1億5000万円にものぼると言われています」(前出・女性誌記者)
わずか1カ月で1億5000万円とはまさしく“区間賞”もの。竹内はじめ「陸王」チームは、行田市にとって最高のサンタクロースになりそうだ。
(窪田史郎)