女優の真木よう子、井上真央、桜庭ななみが、今夏公開予定の映画「焼肉ドラゴン」に出演することがわかった。
同作品は2008年に制作され、さまざま演劇賞を獲得した舞台「焼肉ドラゴン」の映画版。1970年代、関西の地方都市にある小さな焼肉店を舞台に、真木と井上と桜庭が在日韓国人の美人三姉妹を演じる。時代の波に翻弄されながらも懸命に生き抜く感動のストーリーだ。
すでに撮影は終了しているというが、不安要素はぬぐえないとテレビ誌記者が漏らす。
「真木と井上の主演ドラマが大コケしたばかりですからね。真木の『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)は原作が人気小説なうえ、長谷川京子や吉瀬美智子など豪華キャストを揃え、放送前から注目を集めたのにフタを開けてみれば平均視聴率は4.5%と爆死。一方の井上の『明日の約束』(フジテレビ系)も、内容は評価されたものの平均視聴率は5.7%と低調。井上は15年に主演した大河ドラマ『花燃ゆ』(NHK)も不発に終わっており、低視聴率のイメージがついてしまいました」
真木と井上が厳しいのであれば、桜庭はどうか。
「大手不動産会社のCMで注目を集め、正統派の美人タレントといえます。日本語、韓国語、北京語を話せて、16年には台湾ドラマにも出演。今年の大河ドラマ『西郷どん』(NHK)にも出ています。しかしドラマや映画でいまひとつインパクトがないのが残念です」(前出・テレビ誌記者)
ネット上には「オワコン女優総出演」などと心ない声もあったが、作品自体は舞台の再演、再々演を経て、満を持して映画化されたとあって前評判が高い。真木や井上には「焼肉ドラゴン」のストーリーのように、逆境にめげず懸命に女優の道を歩んでいってほしい。
(石田英明)