嵐・大野智の主演ドラマ「世界一難しい恋」(日本テレビ系)が4月13日にスタートした。同作は大野演じるモテない一流ホテル経営者の鮫島零治が、ホテルの従業員・柴山美咲(波瑠)に恋をし、振り向かせようと懸命に努力していくラブコメディ作品だ。
大野が恋愛ドラマに挑戦するのは意外にも今回が初めてのこと。それだけに大野の演技には注目が集まっていたが、すでにキャスティングミスの声も出ているように、その演技が「かなり笑える」と話題になっている。
第1話の終盤で、鮫島は苦手な牛乳を飲み、なんとか柴山の目を引こうとするのだが、恋愛テクニックが低すぎるという設定のため、鮫島の姿は見るからにぎこちなく、挙動不審。おそらく、大野なりに渾身の芝居だったのかもしれないが、ネット上では「笑っちゃう」「完全にバラエティのコント」「ネタ要素強すぎでしょ」「ヤバイ! 大野が上島竜兵に見えてきた」と、視聴者の大半が失笑していたようだ。
「大野が主演を務めたかつてのドラマを持ち出して、『怪物くんの人間バージョン』との絶妙な書き込みもありましたが、まさにその例えがしっくりくる。正直、まじめな演出と捉えれば壊滅的ですが、笑えるラブコメとして見れば、視聴者をそこまで失笑させたことでむしろ成功と言えるかもしれません。第2話以降の視聴率が下がらなければ、これでいいという評価になるでしょう」(エンタメ誌ライター)
初回視聴率は12.8%と福山雅治主演の月9ドラマ「ラヴソング」(フジテレビ系)は上回ったものの、成否としては微妙な数字。はたして大野の、“上島竜兵化”は吉と出るのか?
(田村元希)