女優の黒木華が4月22日、都内で行われた主演映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」の大ヒット舞台あいさつに岩井俊二監督とともに登場した。
舞台あいさつでは観客の男性から“昭和顔”であることを指摘された黒木は、「岩井さんは“平成の最先端女優”と言ってくださった。そんなに“昭和顔”なのかな」とコメント。さらに、「昭和の女優さんは凹凸のあるしっかりしたお顔の方が多い。昭和の女優さんと比べたら(私は)薄い」と続けた。
これに苦笑いするのは映画関係者だ。
「黒木さんは、実は“昭和顔”と言われることにコンプレックスがあるんですよ。この質問にもイラっとしているのが隠しきれていませんでしたね。以前、松たか子さんと共演した映画『小さいおうち』の宣伝でテレビ出演した際にも、松さんは黒木の顔が作品の昭和初期という時代設定に合っているとし、『今どきこんな女優さんなかなかいない』と褒めたのですが、黒木さんはけなされていると感じ、ムッとしていましたね」
確かに、“昭和顔”と指摘されているだけなのに、“昭和の女優顔”と言われたと勘違いしているあたり、黒木のプライドが垣間見える。
本人は会見で、NHK大河ドラマ「真田丸」で主人公・真田信繁の最初の妻を演じたことをあげ、「『真田丸』は違和感なく見ていただける」と時代劇に映える顔であることもアピール。一部からは昭和を通り越して「平安顔」と言われることもある黒木だが、存外、この顔には“時代モノ”での需要があるようだ。