今年5月、プロレスラーの木村花さんがネット上の誹謗中傷により自ら命を絶ってしまう痛ましい事件が起こった。それから半年が過ぎ、これまで誹謗中傷をスルーしてきた芸能人たちが開示請求を求め弁護士に相談する例が多発しているようだ。
元ものまね芸人でタレントのおかもとまりは10月27日、ツイッター上で誹謗中傷を受け、弁護士に依頼していたことを自らのブログで発表。
〈今、SNSは便利が故に簡単に人を“壊せる”環境も作れます。(中略)言論の自由だと相手は主張しても、実際に裁判で「違法」になることがあります〉と、自身が悩まされてきた誹謗中傷について克明に記している。
「同日、弁護士YouTuber・福永克也氏のチャンネルに出演したおかもとは、自身が誹謗中傷された掲示板のコメントを読み上げました。書き込みを見た福永氏は、『(書き込んでいるのは)おそらく同一人物』『すごく詳しく書いているので、距離の近い人が書いている可能性が高い』『悪質性が高い』と解説しています。現在、この件は裁判所に提出中とのことで詳しくは語られませんでしたが、ファンからは、『応援します。誹謗中傷に負けないで下さい!』『勇気を出して開示請求してくれてありがとう』『麻里さんのように発信力のある方の活動が世の中から誹謗中傷を失くすきっかけとなるように願っています』と、応援のコメントが寄せられています」(芸能ライター)
動画の最後でおかもとは、書き込んだアンチへ向け、正直に名乗り出れば許すと呼びかけた。この動画をきっかけに、芸能人への誹謗中傷が無くなると良いのだが…。
(佐藤ちひろ)