毎日炊くこともあるお米。実はお米を炊くとき、あるものを“ちょい足し”すると、美味しくなったり見た目がよくなったりするのをご存知ですか?
■はちみつ
料理研究家の水島弘史さんの著書「科学的だからおいしい! お弁当のコツ」(日本文芸社刊)では、お米を炊くときにはちみつを加えて炊くと、はちみつの酵素がお米のデンプンを糖に分解するため、お米の甘みが際立つと書かれています。また、はちみつがお米の保水性を維持するため、ふっくらと炊き上がるとか。お米一合に対して、はちみつ小さじ1が目安なんだそうですよ。
■お酒
平成暮らしの研究会による「料理は科学でうまくなる」(河出書房新社刊)によると、お米を炊くときにお酒を加えることで、ベタ付きを防ぐことができるのだとか。日本酒のアルコール成分には、ご飯のベタ付きを防ぎ、ふっくらと炊き上げる作用がある他、コハク酸やグルタミン酸などの旨味成分を含んでいるので、お米の旨味を引き出し、一段と風味が出るそうですよ。
●サラダ油
ISM Publishing Lab.の「おばあちゃん直伝 生活の知恵袋」(ゴマブックス刊)によれば、古くなってしまったお米は、研いで水を入れるときに大さじ1のサラダ油を入れるだけで、炊き上がりが新米のようにピカピカになるのだそう。
お米を炊く際、これらの“ちょい足し”、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。