木村文乃主演ドラマ「七人の秘書」(テレビ朝日系)が好調だ。初回は13.8%でスタートし、第2話、第3話と13%台をキープ。そして11月12日放送の第4話は14.8%にジャンプアップした。
同ドラマは、要人に仕える秘書たちと、彼女らを束ねる萬敬太郎(江口洋介)が、社会的に理不尽な目に遭っている弱者を救うべく奔走する勧善懲悪もの。秘書軍団を演じるのは、木村をはじめ菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子、広瀬アリス、室井滋ら個性派ぞろいだ。
この日の物語は、菜々緒演じる長谷不二子の上司である警視庁警務部長・北島剛次(木下ほうか)のもとに、スマートフォンでスカートの中を盗撮されたという女子高生・小杉映子(永瀬莉子)が提出した被害届が届く。北島は、スマホの持ち主が財務大臣・粟田口十三(岸部一徳)の後援会会長の息子で警視正の山根幸四郎(金井勇太)と知り、事件を揉み消す。
山根は、脅すために手下を使って小杉を襲おうとしたが、通りがかった風間三和(大島優子)が小杉を助け、萬が営むラーメン店に連れて来る。
長谷は事件を隠蔽した警察組織に激怒し「これ以上怖い思いをしたくない」と、泣き寝入りしようとする小杉を諭し、北島に鉄槌を下すことを誓う。その思いの裏には、捜査一課の刑事だった時に、同僚からセクハラに遭い、それを告発したことにより庶務課に異動させられた過去があった。
「女性が抱く社会での不安や不満、理不尽さなどを秘書団が解決する痛快さが、視聴者から支持されているようです」(テレビ誌ライター)
次回は、女性都知事の公約不履行がテーマ。どんな鉄槌が下されるか楽しみだ。