「ダイエットには睡眠がとても大事」ということはよく知られていますよね。その睡眠、ただ寝るだけでなく、空腹状態で寝ることがポイントだというのです。いったい、どういうことなのでしょうか?
FORZAフィットネススタジオ代表トレーナーの吉野達彦さんが提唱している「吉野式ダイエット」のルールの一つに、夜に空腹睡眠ができるよう、戦略的に食べるというものがあります。
例えば、朝、昼、晩、タンパク質を1日当たり「体重の数値×2g」を目安に摂取するのです。これを3で割り、1回の食事のタンパク質摂取量とします。コンビニのサラダチキン1個がだいたいタンパク質30g程度なので、それくらいを目安に食べるとよいでしょう。
他に、炭水化物は朝と昼のみにし、朝は満腹、昼は腹8分、夜は6分にする、夕食は寝る5時間前には食べ終えます。他にもたくさんのルールがありますが、要するに内臓脂肪が燃えやすいのが「空腹のとき」と「睡眠中」なのだそう。それを掛け合わせることで、運動が苦手な人でも効率的に痩せられるというものです。空腹時は少しつらいところがありますが、寝ている間なら乗り越えられそうですね。
イシハラクリニック院長の石原結實さんの著書「空腹力 やせる、若返る、健康になる!」(PHP研究所刊)には、内臓脂肪は溜まるときは早く溜まって、空腹になるとすぐに燃えると書かれています。空腹で寝る──ぜひチャレンジしてみてくださいね。