お笑いタレントの明石家さんまが12月5日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」(毎日放送)に出演し、多目的トイレ内で不貞をはたらいたアンジャッシュ渡部建について言及した。
渡部は3日、都内で会見を実施し、世間に不快感を与えた自身の不貞行為を謝罪。会見はABEMAを含む一部情報メディアが生中継で配信するなど、多くの注目を集めたこともあり、さんまは冒頭から「今日は渡部(の件)から触れなしゃあない」と切り出した。
「皆には、(船場吉兆の)ささやき女将みたいに『あれ言いなさい』って出てほしいと。私も出たかったんですけどね。多目的どうのこうのって言われた時に、横で『行ってませんって言いなさい』とか」と話し、2007年に食品偽装が発覚して“ささやき謝罪会見”を行った老舗料亭「船場吉兆」を引き合いに出してコメント。また、さんまも特番で出演する「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)では渡部に加えて、雨上がり決死隊・宮迫博之も抜けてしまったことから、「絡み的にはものすごい痛い。番組的には戻ってきてほしい」とも話している。
さらに、今回の渡部が世間から最もバッシングを浴びるポイントとして、さんまは「(多目的)トイレが効いてるみたいで。2人は一応了解の元で多目的トイレで愛を確かめ合ったわけですから。多目的トイレで愛を確かめ合ったらアカンのか?って話なんですけども」と持論を展開。だが、共演した元モーニング娘。の飯窪春菜からは共感を得られず、さんまは「どうでしょう…?」とか細い声で消沈していた。
「渡部が会見で最も重点を置いて謝罪していた点がまさにこの多目的トイレを不純な動機で利用したことでした。情報番組やワイドショーのコメンテーターもとりわけこの部分に大きな嫌悪感を抱いており、一部の番組では、本来の用途とは異なる目的でのトイレ利用が“建造物侵入罪”に問われる可能性があることも指摘されています。よって、さんまによる、両者の合意の下での多目的トイレにおける『愛の確かめ合いはアカンのか?』との疑問視は世間の感覚とは大きなズレがあると言えます。この発言に対し、ネットでも『ダメに決まってるでしょ』『そういうコメントすると人格疑われます』『なんか渡部をフォローするコメント出すわりには、あんまり助けられてない』『もし行為の最中に多目的トイレを必要とする人がいたらどうするの?』との批判が続出する事態となっています」(芸能ライター)
さんまは芸人仲間の不祥事に対して寛容なスタンスを取りすぎることで、ときにこうしたピントがズレた発言をしてしまうことも多い。
飯窪の引き気味なリアクションこそが、さんまの発言に対する世間の総意だったといえるかもしれない。
(木村慎吾)