家族で「対話」をしていますか?
小さな不満や疑問を大きなトラブルに膨らませないために、また、子どものコミュニケーション力を育むために、そして何より家族で過ごす時間を楽しむために、同じ屋根の下で過ごす家族との対話を楽しみましょう。おうち時間は増えても、家族とのコミュニケーションがなかなか増えないという場合は、次のような工夫をしてみてはいかがでしょうか。
■“テレビをつけない時間”を設ける
家族がリビングに集まっていても、各々がテレビに集中してしまっては会話が進みにくいもの。食事をした後など家族が同じ場所に集まっているタイミングで、テレビを見ずに過ごす時間を作りましょう。テレビを消しても各々がスマホに集中してしまう場合は、スマホを一箇所に集めるなどのルールを設けるのがオススメ。家族でボードゲームなどを楽しむもよし、その日の出来事について話し合うもよし、家族旅行の計画を立てるもよし。家族全員で何か一つのことに集中する時間にしてください。
■共通の“挑戦”をする
対話にはテーマが必要です。必要最低限の会話はできても、じっくり話し合う時間が作れないという場合は、共通の話題を作るとよいでしょう。全員の興味が自然と一致するのは難しいですから、新しいことに取り組んで誰が最初に成功するか競うなど、何かに挑戦してみるのがオススメ。個人戦ではなく、家族で協力して達成するチーム戦にするのも楽しいですね。家族の新たな一面を発見する機会になるかもしれませんよ。
お互いを理解し合うためにも、さまざまな問題を解決したり、気持ちがラクになったり、楽しめたりする経験は必要です。つまり、日常会話で終わらせるのではなく、日々対話を重ねることが重要なのです。家族の団結力を高めるための取り組みとして、実践してはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)