GO TOトラベルの全国一斉停止が決まり、この年末年始は“おこもり生活”になりそう。「今年は遠出をせずに、自宅で自分磨きをしよう」と思っている人もいるかもしれません。そんなあなたへのヒントとして、美容家が実践する“おうち美容”の技を紹介します。
■気温や湿度を強く意識して肌対策!
美容家の岡本静香さんは、「肌の状態も体調も、気候に大きく左右される」といいます。そのため、常にその日の気候は強く意識しているそうです。自宅では空気清浄もできる加湿器を使用し、冬は湿度を70%に設定しているとか。
また、湿度だけでなく気温も意識しています。それは、「急激な気温差でも肌のカスパーゼ14という成分は減少し、肌のキメが乱れ、肌自体の持つ天然保湿成分の産生が妨げられてしまう」から。一般的に「冬は保湿しなきゃ……」となりがちですが、美の達人は細かく毎日の状況に合わせて対処しているんですね。
ちなみに、寒暖差に着目した導入化粧水を、普段のスキンケアにプラスしているそうですよ。
■温めながら保湿して血行をよくする!
前出の岡本さんは、スキンケアのときに「温めながらの保湿」を心がけているのだそう。その理由は、「血行をよくして、化粧品の浸透を高めたり顔色をよくしたりする」ため。
具体的には、洗面所でスキンケアを行う際、まずはスチーマーの温かいスチームを当てながら、導入美容液、化粧水を塗るそう。スチーマーがない場合は、ホットタオルを使うといいそうです。
■ローズヒップオイルで毛穴引き締め!
ヘア&メイクアップアーティストの新見千晶さんは、著書「ミーハー美容」(主婦の友社刊)の中で、ローズヒップオイルを使い、毛穴に詰まった角栓を排出されやすい状況を作って毛穴を引き締める技を紹介しています。
まずは、蒸しタオルを毛穴の気になる部位にタオルが冷めるまで当て、毛穴を開かせます。次に、ローズヒップオイルを適量取り、小鼻やあご先など毛穴が気になる部分を、中指と薬指の腹でやさしく円を描くようになじませます。小鼻のわきなどに詰まった頑固な角栓は、さらに綿棒で押すと気持ちよく取り除けるそうですよ。
この年末年始、おうち美容をたっぷり行いたいという人は、これらの美の達人の技を取り入れて、習慣付けをしてはいかがでしょうか。