NHKが12月24日、2021年度後期に放送する連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のヒロインを発表した。ヒロインは女優の深津絵里、川栄李奈、上白石萌音の3人。ヒロインが3人登場するのは朝ドラ史上初となる。
物語はラジオ英語講座と共に歩んだ祖母・母・娘の3世代に渡って描かれ、祖母の安子役を上白石、母のるい役を深津、娘のひなた役を川栄がそれぞれ演じることになる。
このうち上白石と川栄は、全3061人の応募者の中からオーディションで選出。川栄は2016年度上半期放送の「とと姉ちゃん」ですでに朝ドラ経験済みだが、深津と上白石は初出演となる。
ネットでは《深津絵里さんは何をされているのかな、と思っていた矢先にこのニュース!嬉しいです!》《上白石さんはいつか朝ドラに出るだろうなぁと思っていたので楽しみ。歌唱力もあるので歌がある役だと良かったなぁ》《川栄ちゃんはAKB48系初の朝ドラヒロインになるね》など3人のヒロイン、特に久しぶりの連続ドラマに出演する深津に期待の声が集まった。
一方で、《オーディションといいながら有名どころ。とくに元アイドルの方は何か大きな力でプッシュされ続けてるよね》《この人選でオーディションとか言われても出来レース感が凄いなぁ》と《川栄さんは脇で光る人なのに主役の一人かぁ》といったネガティブな意見もちらほら。
「上白石は周防正行監督から『平成のオードリー・ヘップバーン』と称された程の実力派。川栄もアイドル時代から演技力は評価されており、映画『デスノート Light up the NEW world』やドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』での演技は印象的でした。そもそも川栄は2015年の『あさが来た』からずっと朝ドラのヒロインオーディションに挑戦し続けてきたといいますし、出来レースで選ばれるということ自体あり得ないですね」(芸能記者)
心ない意見に対しては《川栄批判が多いのは、予想通りというか、ネット民の特性からも理解できますね》《オーディションで選ばれた事が羨ましくて妬んでいる人が多いね。これまでの実績を含めての選考なんだから無名の人を選ぶ必然性はない。自信を持って頑張って欲しい》といった擁護の意見もあった。
いずれにせよ俳優は演技で結果を出すしかないだろう。
(柏原廉)