山田孝之は出演をよく承諾したものだと、ファンも驚いていたかもしれない。12月28日に放送された和牛とかまいたちによる初ダブル冠特番「わぎゅいたちの笑オーダー」(テレビ朝日系)にて、山田は拙いカラオケ芸を延々と見せられるハメに。
同番組はゲストのオーダーに笑いで応えるというもので、カラオケ好きの山田は「わぎゅいたちのカラオケ遊びを見てみたい」とリクエスト。コンビでよくカラオケに行くというかまいたち山内は「ものまねになったら負けになると思っている」とのフリを入れつつ、まずは「I LOVE YOU」を歌う流れになったのだが…。
「誰もが尾崎豊の曲が流れると思うところで、相方の濱家は京本政樹の同名の曲を入力。ここではまだ『そういうボケできたか』と山田も笑っていましたが、次に山田がKinKi Kidsをリクエストすると、カラオケ画面に表示されたのは『近大節』という聞きなれない曲名。キンキ繋がりで近畿大学の応援歌を歌うというボケ倒しにはさすがに山田も表情を曇らせていましたね」(テレビ誌ライター)
お次は濱家がKinKi Kidsの「硝子の少年」を前奏からAメロ、Bメロまで1分超にわたって淡々と歌い続け、サビ頭の「Stay with me♪」で「ミィーー!!」と変顔をさく裂。さらに、30%の濃度でミスチルの歌まねをするというネタまで連発した流れには、かまいたちのファンでさえ呆れていたに違いない。
「よくぞこんな痛々しい番組に山田がゲスト出演したものだと驚いていたら、彼は1月18日に開幕する主演ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』を告知。やはり宣伝目的の出演だったのかと視聴者も納得したことでしょう。とはいえ、これほど大物ゲストをないがしろにする特番もそうそうないもの。山田が気の毒だったのはもちろん、ぬるすぎる特番を背負わされたかまいたちと和牛もまた被害者だったのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
終盤でかまいたち濱家が「黙れ、このカスディレクター!」と暴言を吐いていたが、なかば本気だったのかもしれない。
(白根麻子)