タレントのデヴィ夫人が1月10日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に生出演し、昨年大晦日に90人を集めて年越しパーティーを開催した理由などについて語っている。
デヴィ夫人は都内の高級ホテルにてカウントダウンの宴を主催したことをSNSで報告。添付された複数の画像にはダンサーやオーケストラらが写っているものの、殆どがマスクを着用しておらず、参加者が近接して宴会を楽しんでいるようにも見える。
番組では、このデヴィ夫人主催の“90人パーティー”が大きな批判を集めている現状を紹介。司会の爆笑問題の田中裕二から、このパーティーを敢えてこの時期に実施した経緯について問われると、デヴィ夫人は「ホテルも従業員の方も助かる。皆さんがとっても幸せになる。私たちみたいな人間がお金を使って回さないと、日本経済は破綻してしまう」と説明し、コロナ禍だからこそ勇気を持って開催したと動機を語っていた。
また、検温器や消毒液、さらにはテーブルでのソーシャルディスタンスの確保といった感染対策をとっていたとも主張。しかし、元衆院議員の杉村太蔵から「こういったパーティーをやることによって感染拡大がいつまでも(収束しない)」と突っ込まれると、突然語気を荒らげて「お言葉ですけれども!」「パーティーにいらした方は皆さん意識が高い、緊張感をもって、自覚している。感染しない、感染させないが合言葉になってます!」と猛反論した。
その後も杉村は「これね、感染に徹底的に気を付けようと、意識してステイホームしている人から見ると、デヴィ夫人には申し訳ないけど、ああいうパーティー見るとイラッときちゃうんですよ。何やってんだよと」と追撃。しまいにはデヴィ夫人は「あなた、私に対してのジェラシーですね。そういうことを言うのは」と挑発し、杉村も呆れながら笑っている。
「日本の経済の為にも開催する必要があったと力説したデヴィ夫人ですが、さすがに感染者急増のさなかに90人規模のパーティー主催したことに苦言が寄せられるのは無理もありません。また、パーティーへの参加者は皆、コロナへの意識が高く、緊張感があるとも話していますが、ネットでは『本当に意識が高い方は、パーティーに参加しないと思います』『90人の日常の行動を全て把握している訳でもないのに“意識が高い”とか言い切るあたりがおかしい』『感染しないさせない、なら90人も集めるな』『説得力がない』『太蔵さんに強く同意です』との声が殺到。デヴィ夫人は同パーティーの主催から10日が経過するも、参加者からコロナの感染者が出ていないとも主張していますが、これにも『無症状ならそもそも検査しないでしょ』『参加者全員にPCR検査したんですか?』とのツッコミが出ています」(テレビ誌ライター)
同パーティーの開催によって助かったダンサーやオーケストラが存在するのは確かだろうが、わざわざSNSで報告するべき内容ではなかったのかもしれない。
(木村慎吾)