そろそろおうちご飯のレパートリーも尽きてきて、“飽き”がきていませんか? 調理へのモチベーションも下がり気味、という人も多いのではないでしょうか。
そんなとき、「いつもの調味料を少し変えてみる」のも一つの方法です。醤油、砂糖、塩、味噌、みりんなどは、きっと多くの家庭で使われているはず。また、麺つゆ、ぽん酢、焼き肉のたれも定番になっていますよね。これらは、多くの料理に使えるし、美味しくもなるので、困ったときの救世主として活躍する“テッパン調味料”といわれています。
でも、調味料研究家の青木敦子さんによると、「麺つゆ、ぽん酢、焼き肉のたれはすべて醤油ベースで、味のバリエーションが出しにくいこともあり、飽きてしまうこともある」のだとか。そこで、青木さんは“新”テッパン調味料として、「料理酒・ドレッシング・オイスターソース」を勧めています。これらはどんな特徴のある調味料なのでしょうか?
共通するのは、どれも味に変化がつけやすく、料理の幅が広がり、うま味が強いので薄味で済み、塩分を控えられるといったメリットがあるそうです。それぞれの調味料の特徴も詳しくみていきましょう。
■料理酒
料理酒は、食材の臭みを消しながらうま味とコクをプラスして、料理の美味しさを底上げしてくれるそう。加塩タイプを使うとほんのり塩味が付くため、その他の調味料を使う量も少なくて済むことも。和洋中にこだわらず、すべての料理に使えるのも便利です。
■ドレッシング
ドレッシングは、酸味と油分に加えてしっかりした味付けなので、味に幅を持たせることができます。ゴマ味のドレッシングは決め手の1本になるとか。
■オイスターソース
オイスターソースは、カキのうま味と塩気、甘味があり、濃厚な風味が特徴の調味料で、料理にうま味とコクを与えてくれます。中国発の調味料でありつつも、和風洋風にも使えるので便利なんだそうですよ。
これらの新テッパン調味料、合わせ技もできるんです。例えば、料理酒×ゴマ味ドレッシング×オイスターソースで「生姜焼きのせコールスロー丼」、料理酒×オイスターソースで「ポトフ」などのメニューがオススメのようです。
新しい味つけの美味しいメニューで家庭料理をワンランクアップさせ、飽きを防ぎましょう。