フリーランスのユーチューバータレントとして活躍中のフワちゃんに、大手事務所への移籍説が浮上している。日刊ゲンダイDIGITALが2月17日に報じた。
2020年のコロナ禍でも全く需要が留まる気配がなかったフワちゃん。同メディアはそんな彼女が大御所タレントである明石家さんまや所ジョージ、梅沢富美男といった大御所にかわいがられている現状を伝え、その稼ぎっぷりに関して「推定年収は軽く1億円を超える。その内訳は、8割以上が登録者100万人を超えるYouTubeの収入。それに比べれば、テレビのギャラは微々たるもの」と説明している。
というのも、フワちゃんはプロダクションに所属していない状態で現在の大ブレイク期を迎えており、ゴールデンタイムの番組に出演してもそのギャラは「1本3万~8万円」だという。テレビ局から半ば足元を見られまくっている状態にも思えるフワちゃんだが、本人は“テレビ出演をチャンネル登録を増やすPRの場”として考えていると指摘されている。
「フワちゃんは2月14日のツイッターで、16日~21日までのキー局の番組出演スケジュールをファンに報告。火曜から日曜までは連日の出ずっぱりで、合計16本に達しています。テレビ局からすれば、ツイッターで100万人クラスのフォロワーを抱える人気タレントをわずか5万円前後で起用できるのであれば、宣伝効果を含めてコスパは最強でしょう。ただ現時点では、フワちゃんによる“テレビ出演はYouTubeチャンネルのPR”との戦略が奏功しているとは言いがたく、あれだけの番組出演を果たしながら、『フワちゃんTV』の登録者はここ1年であまり伸びていません。そもそも直近9カ月間は同チャンネルの更新はなされておらず、YouTubeチャンネルの解析ツール〈Nox influencer〉によれば、『フワちゃんTV』の登録者数は微減しており、推定月間収益は16~53万円ほどと推定。また、週1~2本の動画アップを継続する比較的更新頻度の高いサブチャンネル『フワちゃんFLIX』ですら、推定月間収益は27~86万円と算出されています。あくまで目安値とはいえ、フワちゃんの年収が“軽く1億円を超えており、その8割以上がYouTubeからの収益”だというのは考えづらいですね」(エンタメ誌ライター)
多忙なテレビ出演によって、YouTubeチャンネルの更新が後回しとなり、メインチャンネルの数字は微減気味となっているフワちゃん。つまり、テレビからの5万円前後というギャラ単価を上げることができなければ、テレビ出演料もYouTube収益も伸びずじまいという結果になりかねないが、そんな彼女に助け舟を出したのが親友の指原莉乃だという。
同メディアによると、フワちゃんブレイクの契機をもたらした指原は自身の在籍する太田プロへの入所を提案し、事務所にも打診している最中とのこと。また、フワちゃんも太田プロ移籍には興味を示しているとし、仮に“太田プロ所属”になれば、5万円前後という超低単価も改善できるのではないだろうか。
そうなれば、6日間で16本出演という破滅的スケジュールも緩和され、“本業”のYouTubeチャンネルの更新、さらなる安定収益の確保という良い波を引き寄せることができるはずだ。
組織に縛られることを嫌うフワちゃんだけに、今後の展開には注目が集まるところだが、さすがに現在の超ハードスケジュールを何年も続けていくことはあまり現実的とは言えない。ここはひとつ、仲人の親友のすがってみるのもアリではないだろうか。
(木村慎吾)