嵐・松本潤の主演ドラマ「99.9‐刑事専門弁護士‐」(TBS系)が好調だ。初回視聴率15.5%でスタートしたこのドラマは、第2回には19.1%で今年の民放連ドラ1位の数字を記録。その後も16%台と高い視聴率で推移している。
主役の松本潤と、それに絡む登場人物との人間模様に注目が集まっているが、このドラマでファンを密かに魅了しているのが細やかな小道具の数々。なかでも松本演じる深山大翔が居候しているという設定の居酒屋「いとこんち」には見所が満載だ。
「居酒屋の壁にはところせましとお品書きや名言などが貼られているのですが、主人が歴史オタクという設定なので、貼られたお品書きをよく見ると、実は歴史の時代年表になっているんです」(テレビ誌記者)。
確かめてみると「1549円 フランシスコ・ザ・ビール」「1905円 ポーク鱒定食」「1615円 大阪夏の陣ジャーエール」「1614円 大阪冬の陣とニック」などなど、年号が金額で史実がメニューという、親父ギャグ満載の時代年表になっているのだ。
「食堂の入り口には4月14日以降に起きた熊本地震を受けて『大分・熊本募金』の箱も置いてあります。録画して2度3度と画面チェックするのがファンの楽しみ方になっているようです」(前出・テレビ誌記者)
高視聴率の理由は、画面の隅々に散りばめられているようだ。
(大門はな)