満を持しての再結成も“あの事件”の余波はまだ尾を引いているようだ。
3月11日に放送された「音楽の日」(TBS系)でファンキーモンキーベイビーズが一夜限りの再結成を果たし、8年振りにパフォーマンスを繰り広げた。
同グループはメンバーのDJケミカルが実家の寺を継ぐため、2013年に惜しまれつつも解散。東日本大震災が発生した2011年には岩手県で復興支援ライブを、宮城県ではチャリティーライブをそれぞれ開催するなど復興支援にも力を入れてきた。今回は東日本大震災から10年の節目ということで再結成が実現した。
楽天生命パーク宮城から中継で披露したのは「ありがとう」「ちっぽけな勇気」「あとひとつ」の3曲。リーダーでボーカルのファンキー加藤は歌唱後、「本当にすてきな舞台でしたね。東北の空の下で歌うことが出来て幸せでした。ありがとうございました」と感謝した。
熱烈なファンからの感動の声が集まる中、ネットでは《本当にいい曲なのに、ファンキー加藤さんのプライベートの素行が悪すぎて曲まで薄っぺらく聞こえてしまいました》《ファンモンの曲に沢山背中を押してもらった。でもファンキー加藤さんの不貞やらなんやらで本当に幻滅した》《曲は今聴いてもほんとに素敵。でもどうしてもファンキー加藤のW不貞が頭をよぎってしまい素直に楽しめなかったのが本音》といった加藤に対するブーイングが殺到する事態に。
「ファンキー加藤は2016年、お笑いコンビ・アンタッチャブルの柴田英嗣の妻との不貞を週刊誌に報じられ、『記事の内容は全て事実』と認めています。加藤は既婚者だったのでW不貞と騒がれました。ファンキーモンキーベイビーズの曲や加藤のソロ曲はまっすぐでポジティブな内容の歌詞が多かったため、歌う内容と現実の行動の乖離を揶揄する声が多かったのは事実。この件は未だに尾を引いており、今回の再結成でもそれが明らかになった形です。作品に罪はないでしょうが、パフォーマンスが響かないと言われればどうしようもないですからね。加藤はずっと背負っていかなければならないでしょう」(芸能記者)
一夜限りの再結成の反響を受け、ファンキー加藤とモン吉の2人だけで活動再開することを16日に公式サイトで発表したファンモン。過去の不貞騒動のイメージを払拭するような活動に期待したい。
(柏原廉)