あなたは犬と猫、どちらが好きですか?
よく、犬好きと猫好きそれぞれに分かれるといわれます。もちろん、犬猫両方好きという人もいますが、なぜ分かれるのでしょうか? 犬と猫は異なる魅力があるからといわれていますが、心理学者の渋谷昌三さんの著書「人を見抜く」(経済界刊)では、犬好きの人は人間に対して従順なところが好きなのではと書かれています。訓練をすれば、飼い主の言うことをきくようになるのが犬だからとか。
でも猫の場合は、飼い主の言うとおりにはまずならないし、芸を仕込もうとしても無理ですよね。猫を飼う人は、人の言うことを聞かない自由奔放な姿が好きで飼うのだとか。そんな猫の自由な姿が、自由にならない自分の心を癒やしてくれるそうですよ。
そのため、猫好きは犬好きより前向き思考で、思い通りにならなくてもあきらめるのが早く、立ち直りも早い人といえるそう。猫好きな人が全部そうだとは言い切れませんが、他人は他人、自分は自分と割り切って付き合うことができると、渋谷さんは述べています。一方で犬好きの人は、主従関係がはっきりしている縦社会での濃密な濃い関係を求めるとのことでした。
また、『いぬのきもちWEB MAGAZINE』が犬好きと猫好きの性格の違いや相性度を知るためのアンケート調査を実施したところ、「犬が好き」が35%、「猫が好き」が54%、「分からない」が11%だったそう。
犬好きな男性の性格としては、協調性や社交性があるタイプの人が多く、スキンシップをとることが好きという傾向があるとか。犬が好きな女性も、誠実な性格の人、協調性や社交性のある人が多いようです。さらに女性の場合は、自身を「面倒見がいいタイプ」と答えた人の割合が、全体のおよそ6割にも上っていたようです。
では、猫好きな人はどうでしょうか。猫が好きな男性は犬好き女性と性格が似ていて、誠実で協調性の強い性格の人が多い傾向に。猫好きな女性は、寂しがり屋で独占欲が強い結果になったそうです。
犬好きと猫好きの違いは奥が深そう。犬と猫、どちらが好きか周囲の人に聞いてみて、性格を検証してみるのも楽しそうですね。