高畑充希主演ドラマ「にじいろカルテ」(テレビ朝日系)の最終回が3月18日に放送され、平均視聴率は過去最高の12.3%を記録。全話の平均視聴率は11.0%だった。
物語は、東京の大病院で救急救命に携わっていた医師の紅野真空(高畑)だったが、難病に指定されている多発性筋炎を発症。「病院に必要なのは医師であって、患者ではない」と言われ、失業してしまう。失意の中、紅野は「虹ノ村」の職員と偶然出会い、虹ノ村診療所の内科医として迎えられる。そこには、外科医の浅黄朔(井浦新)、看護師の蒼山太陽(北村匠海)がおり、紅野が難病患者であることも含めて、温かく迎え入れる。
村民を演じたのは、安達祐実、眞島秀和、光石研、西田尚美、泉谷しげる、水野美紀ら演技達者な顔ぶれがそろった。
視聴者からの感想としては「何となく心が暖かくなるドラマで、日常のギスギスした気持ちを癒してもらいました」「恋愛とか関係なく人として、仲間として、あんなに強い結びつきがあって必要とし合っている虹ノ村診療所の3人の関係性が素晴らしかった」「村の人達もみんな温かくて、嫌な人が出てこない毎週心が癒されるドラマでした」などの声が多数寄せられた。
「難病という問題を抱えた紅野を、浅黄と蒼山が守り、支え、村人にも温かく迎え入れられる、現代のおとぎ話のようなドラマでした。視聴者の中にも『毎週、絵本を見ているような感じだった』という感想もありました」(テレビ誌ライター)
コロナ禍だからこそ、メルヘンチックなハートウォーミングストーリーが支持されたようだ。