根拠不明の説がまたぞろ出てきたようだ。
世間を大いに驚かせた俳優の佐藤健、神木隆之介の独立発表。大手芸能プロダクションのアミューズが佐藤と神木、そしてロックバンドのONE OK ROCKが独立することを発表したのは去る3月16日。いずれも31日付けで契約を満了し、4月から新たに設立した事務所で再スタートを切ることになる。
アミューズ公式サイトによると3組について「新時代に向かって新しいチャレンジをする為、2021年4月1日より、弊社から独立し活動していくこととなりました」と報告。
ONE OK ROCKについては海外での活動に重心をおき、ONE OK ROCK自身の事務所「10969(ワンオーナインシックスナイン)」を立ち上げてより大きなステージに挑むという。アミューズは今後もファンクラブ業務やグッズ販売などでサポートを続けるという。
佐藤と神木についてはアミューズも資本参加する新会社「Co-LaVo(こらぼ)」において、俳優としての活動だけでなく新たなチャレンジをして、さらなる飛躍を目指すという。
しかし、ネットでは今回の発表について、意外なところと絡めてコメントをする人が続出している。いわく《やはり思うことは、春馬くん。春馬くんにも柔軟な対応をしてほしかったと強く思います》《春馬くんも世界に羽ばたかせてあげてほしかった。実力は他の誰よりもあったのに》《なんや。完全な独立ではないのか。もしかして、春馬が独立しようとしていたのを事務所が邪魔していたという事実を隠すためですか?》など、なぜか、アミューズが昨年亡くなった三浦春馬さんの独立を阻んでいたという声があがっているのだ。
「これはネットに出回ったフェイクニュースを信じてしまった人たちの声。三浦さんが亡くなったのは昨年7月18日でしたが、アミューズからの当日の経緯や亡くなった原因に関する説明がなされたのは、約1カ月半後の9月4日だったため、このタイムラグに対して『真実を隠蔽している』と一部で陰謀論が唱えられ、その中には『独立を阻止されていた』『留学を中止させられた』などといった話が含まれていたため、それらを信じたファンもいたようです。いずれも根拠がないものばかりで、また発表までに時間がかかったのも四十九日を終えるまで待っていたのと、さまざまな情報や事実関係を整理していたためと言われています。いまだにアミューズ関連のニュースが出るたびに三浦さんと絡めて、根拠のない批判的なコメントが目立ちますが、今回もその類いでしょう」(芸能記者)
ファンにとっては三浦さんを思うあまりの発言なのかもしれないが、根拠のない憶測による発言を三浦さんも喜ぶはずがないと思うのだが…。
(柏原廉)