新型コロナウイルス感染の第4波が心配される中、公務員が会食の席を設け、感染したことが報じられている。
3月だけでも、24日に厚労省老健局の老人保健課の職員23人が、東京・銀座の飲食店で深夜まで宴会。職員6人が感染。26日には、大阪市福祉局高齢施設課の職員9人が送別会を開催。うち2名が感染。29日には感染者は出なかったが、千葉県の健康福祉部と環境生活部の4人が深夜11時半まで居酒屋で送別会を兼ねて会食していた。
これらの報道に憤るのは、医療現場で働く人たちだ。
東京都内の病院の“発熱外来”に勤務する看護師もその1人。
「私たちは1年以上、外食はおろか、家族とも同じ食卓で食事をしていません。もちろん、友達との会食もお茶を飲むこともNGです。このような生活を続けているのに、厚労省の職員が宴会をしていたなんて酷い。本当に呆れました。現場の大変さが伝わっていないと思うと、本当に悔しい」
感染抑制の希望は、やはり、ワクチンということだろうか。
「私たちでも、1回目の接種は4月後半以後の予定で、2回目は5月になるようです。一般の人に行き渡るのは、まだまだ、先になるのではと思います」
医療従事者の負担を軽減するためにも、注意喚起する公務員はもちろん、我々も感染予防を心掛けたいものだ。