食材をカットしたはよいけれど、それを置いておく場所がない……。料理を進めている途中でスペースがなくなると、今あるものを別の場所に移したり洗い物をして片付けたりしなくてはならず、調理が滞ってしまいますよね。そんなストレスを払拭して料理の効率をアップさせるには、次のような工夫がオススメです。
■まな板を小さくする
キッチンの作業スペースを占領しやすいまな板。大きくて重みのある食材をカットするには、大きさも厚みもあるしっかりとしたまな板が安心ですが、一つひとつはそれほど大きくない食材なら、小さくて薄いまな板で十分です。
むしろ、カットし終わった食材を入れるバットやボウルを置くスペースを十分に確保した方が、まな板の上で食材が渋滞せずスムーズにカット作業を終えることができます。大きなキャベツや白菜などをカットするとき用に大きめのまな板を、普段使いには小さめのまな板をと、両者を使い分けるとよいでしょう。
■包丁を小さくする
まな板同様、包丁もコンパクトなものを選ぶことで、小回りが効いて細かな作業がしやすくなります。手の大きさがあまり大きくない方は、小さめの包丁の方がより手にフィットして使いやすいというメリットも。
大きさや重さのあるかぼちゃやキャベツなどを丸ごとカットするのには向きませんが、一人暮らしなどで、使用する食材が少ない場合、購入時に予めざっくりカットしておいた食材を使用する場合、カット済み野菜を購入している場合などは、小さな包丁で十分に対応できる場合が多いですよ。
■電子レンジを併用する
ガスコンロやクッキングヒーターの混雑も、ストレスの一つですよね。お味噌汁を温めながら煮物を作り、同時にサラダ用の蒸し野菜や茹で卵を作りたい……など、1度に複数の調理を進めると場所が足りなくなったり、鍋やフライパンを洗わなければならなかったりと、工程が煩雑になりがちです。
そんな場合は、耐熱容器やシリコンスチーマーなどを活用して、電子レンジ調理を取り入れるとよいでしょう。自分で火を通すものと電子レンジに任せるものを分けて同時に進めることで、料理の時短や光熱費の節約にも役立ちます。
使用するグッズや調理方法を見直すことで、料理の効率が大幅にアップする可能性アリ。作業スペースにものが多く料理がはかどらないと感じたら、ぜひ見直してみてくださいね。
(Nao Kiyota)