ジャニーズ入所から30年…KinKi Kidsが“迷子”と呼ばれたあの頃

 今年はジャニーズ事務所唯一のデュオであるKinKi Kidsの堂本剛と堂本光一が入所してちょうど30年だ。赤の他人であるにもかかわらず、同じ「堂本」の姓。さらに、同じ79年生まれで、同じ91年入所。奇跡の2人だ。

 91年といえば、SMAPが歌手デビューした年。剛と光一は、平日は地元の中学校に通い、週末は新幹線で上京。事務所でレッスンを受けつつ、光GENJIやSMAPのバックダンサーとして踊った。

 SMAP初の直接の後輩とあって、バラエティ番組に進出するのも早かった。入所した翌年の14歳の時、アシスタントの仕事に初挑戦。同じ関西出身の落語家・笑福亭鶴瓶が司会を務める「歌謡びんびんハウス」(テレビ朝日系)だった。

「ゲームやクイズがふんだんに盛り込まれた音楽バラエティだったので、コーナーや歌の合間に告知がたくさんありました。2人に与えられた初仕事は、ゲームの勝者に授与される優勝賞品のパネルを持つこと。ニューカレドニアの写真のパネルを持ち、ニコリと微笑むだけでした。映った時間はわずか1秒程度です」(アイドル誌ライター)

 テレビに不慣れで、どのカメラを見て話せばいいのかさえわからなかった2人に、鶴瓶は「ジャニーさん、迷子、連れてきたらアカンで」と衝撃的なひとことを放っている。それほど、中学生の2人は挙動不審に映って見えたのだ。

 そんなKinKiも、今ではTOKIO、V6に次ぐ古参。光一は42歳、剛は41歳になった。光一は上演中の主演ミュージカル「Endless SHOCK -Eternal-」で1800回の公演数を突破。同一作品で同一主演のギネス世界記録を自己更新した。

 剛は、2月15日の「東京スポーツ」が6月退所説を独占スクープ。真意は定かでないが、ジャニー喜多川氏が死去した19年から退所者が続出。昨年は、円満退所だった中居正広、錦織一清、植草克秀といったベテラン勢が去り、グレーな形で手越祐也と山下智久が消えた。3月にTOKIOの長瀬智也が退所したばかりで、同じ30年選手の剛が見切りをつけても不思議ではない。

「剛は長瀬と同じく、音楽に対する姿勢がハンパない。KinKiとしては、97年のCDデビューから昨年リリースの最新作まで、42作連続で初登場1位を獲得して、ギネス登録されていますが、ソロプロジェクト『ENDLICHERI』も並行中。アルバム、ライブともに好セールスで、業界評価も高いままです」(前出・フリーエディター)

 元“迷子”の2人。別々の道を歩むことになっても、剛が重んじるつながりだけは失わないでほしいものだ。

(北村ともこ)

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