あなたはパスタの中で、どんな味付けがお好みですか? きっと「ミートソース」や「カルボナーラ」「ペペロンチーノ」、「ボロネーゼ」など、定番メニューが挙がってくるのではないでしょうか。
ところで、定番のパスタであるミートソースとボロネーゼの違いってご存知ですか? どちらもお肉を使っていることは確かだけれど、なんとなくしか違いが分からないという人もいるでしょう。
デジタル大辞泉によると、ミートソースは「牛のひき肉にタマネギ・トマトピューレ・香辛料などを加え、煮込んで作ったソース。スパゲッティにかけることが多い」と出てきます。実用日本語表現辞典によると、ボロネーゼは「肉とトマトの、いわゆるミートソースのイタリア語名。正しくは『ラグー・アラ・ボロネーゼ』という」と書かれています。
つまり、ミートソースは=ボロネーゼということになるのです。でも、実際はお店でミートソースとボロネーゼを頼んだときには、違うものが出てくることが多いですよね。
そもそもボロネーゼは、イタリア発祥のパスタ料理。タリアテッレという平べったい麺が使われます。一方、ミートソースは日本発祥といわれています。麺はスパゲッティを使うのが主流。どちらもひき肉と野菜、トマトで煮込むものですが、ミートソースはボロネーゼと異なり、赤ワインは入れません。日本人の舌に合うよう、ケチャップなどが加えられ、定着したとされています。
似ているようで微妙に違うミートソースとボロネーゼ。それぞれ本格的なレシピで作り、味比べを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。