お笑い芸人のキンタロー。が5月17日、インスタグラムにて広瀬すずの顔まねを公開した。そのキンタロー。は前田敦子のものまねでブレイクした際、ブログに数千件もの殺害予告コメントが届いたというエピソードを持つ。それゆえ今回、広瀬ファンからどんな過激コメントが集まったのか。芸能ライターが解説する。
「コメント欄にキンタロー。を非難するコメントはなく、ネット掲示板にも殺害予告など物騒なものは見当たりませんでした。ただ気になったのは、広瀬のほうを揶揄する声が目立つこと。それは『顔まねだけじゃ分からないからセリフも付けて』というもので、そのセリフとして例の失言をあげつらっているのです。1年近く前の失言が蒸し返されるとは、インパクトの大きさを改めて実感しますね」
その失言とは昨年6月18日放送の「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)にて、音声や照明スタッフの仕事を見下したとされるもの。「なんで自分の人生を女優さんの声を録ることに懸けてるんだろう?」といった発言に大きな批判が集まり、これが原因で「20代女性の嫌いな若手女性タレント」でトップに立ったと言われるほどだ。
その発言があらためて蒸し返される背景には、広瀬が抱える女優としての弱点があるという。テレビ誌のライターはこう語る。
「広瀬には、口まねしたくなるような決めゼリフがないのです。4月のイベントでキンタロー。が広瀬のものまねを披露したとき、ドラマ『怪盗 山猫』(日本テレビ)などのセリフを繰り出したものの会場の反応が薄く、しまいには『広瀬すずです』と答えを言ってしまったことも。つまり、広瀬にはまだものまねのネタになるほどの個性が確立されていないわけです」
顔の濃さゆえ個性的と捉えられる広瀬だが、演技やたたずまいの面ではまだ没個性ということか。これでは何年経っても彼女を象徴するセリフが、音声さんうんぬんのままに終わる可能性もありそうだ。
(金田麻有)