お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之が5月23日に自身のYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!」を更新し、特別プログラム「有頂天レストラン」の第1回を初公開している。
同プログラムは、宮迫が全国の飲食業界を盛り上げるべく開催した“テレビ級”の豪華企画で、オリエンタルラジオ・中田敦彦と共催するトーク番組「Win Win Wiiin」と並ぶヒットシリーズとなることが期待されている。
同日に公開された記念すべき初回放送では、「新進気鋭の若手料理人VSモンスターシェフの異種格闘料理対決」と銘打たれ、100gあたり2万円もするという但馬牛や、フォアグラ、キャビア、伊勢海老など高級食材がこれでもかと登場。審査員として登場したセレブタレントのデヴィ夫人も満面の笑みで舌鼓を打ち、ほかのユーチューバーには到底実現できない大規模な特別プログラムに華を添えた。
「『Win Win Wiiin』については中田と共同で制作費を負担し、その額は数千万円にも及ぶと複数メディアにて報じられましたが、今回の『有頂天レストラン』は中田は関与せず、宮迫のチャンネルのみでの放送となりました。5月16日にアップした動画の中で、宮迫は今回の『有頂天レストラン』のスタジオセットについて『(Win Win Wiiinとは)比じゃない金額』『今のテレビでは考えられない豪華なセット』と述べ、『Win Win Wiiin』の2倍以上という制作費を投じて作られたプログラムであることを明かしましたが、肝心の再生回数はまさかの伸び悩みを見せています。
数千万円の金額を費やしながら、初回放送は公開から18時間が経過して段階で、再生回数は30万回をようやく超えたところ。5月27日14時時点で60万回に届いておりません。5月20日に配信した、タレントの加護亜依をゲストに迎えた対談動画は同時点で73万回再生されており、莫大な制作費を考慮すれば、『有頂天レストラン』の数字には宮迫も焦りを感じているかもしれません」(テレビ誌ライター)
ネット上にも「スポンサー激怒でしょ」「2回目は見ない」「採算度外視でテレビみたいなことをしたかったんだろう」「もう打ち切りやろ」などと懸念する声が飛び交っている。
一方、「Win Win Wiiin」で宮迫とタッグを組む中田はといえば、「有頂天レストラン」が公開された2時間後に「中田敦彦のYouTube大学」を更新。「【完全密着】中田敦彦の1日ルーティン ~YouTube大学のつくり方~」と題した密着動画は、同じく5月27日14時時点で125万回の再生数を記録しており、「有頂天レストラン」の再生数をあっさりと抜いてしまった。
コロナ禍に喘ぐ飲食店を救うという大義を背負っているだけに、今後の「有頂天レストラン」の伸びに期待したいが、果たして数千万円を投じる意味があったのか、数千万円を直接寄付したほうがよかったのではないかという疑問は拭えない。
(木村慎吾)