片付けても片付けても室内に散乱するおもちゃたち……。細かく種類ごとに分類したり等間隔に陳列したりすると見た目こそキレイですが、毎日となると大変な作業ですよね。
ママの作業負担が大きい方法は、子どもにとっても片付けの意欲が湧きにくい方法ですから、できるだけシンプルでラクにするのがオススメです。そこで、片付けに手間がかかりにくい、おもちゃ収納のコツを紹介します。
■重ねない収納で取り出し・片付けを“ワンアクション”に
収納ボックスを積み重ねると、下にあるボックスにおもちゃを片付けたいときに、上のボックスを動かす必要があります。それが面倒に感じると片付けを後回しにしやすいですから、収納ボックスは重ねず横に並べましょう。
横並びにすることで、どのボックスの中身も、“ワンアクション”で取り出しできるようになります。種類ごとに重ねて収納したい場合(場所)には、引き出し式の収納棚が便利。重ねてもワンアクションが実現しますよ。
■中が見える・見えない収納ケースを使い分ける
収納ボックスや引き出しの中でさらにおもちゃを分類するために使用する収納ケースは、中身が見える透明・半透明のものにするとよいでしょう。おもちゃが迷子になりにくく、取り出しも片付けもスムーズになります。
一方で、一番外側の収納家具を透明・半透明にすると、入れ方によっては美しく見えず、ママがストレスを感じやすくなります。この場合は、収納家具におもちゃの種類に応じたラベリングをするのがオススメ。中が見えなくても、おもちゃの収納場所が一目で確認できます。
■毎日使うお気に入りのおもちゃは棚の上に直置き
子どもが「いつでも持っていたい」「片付けるのが嫌だ」と思っているおもちゃは、ボックスや引き出しにしまいこまず、棚の上に置くなどして“いつでも見える”“いつでも手に取れる”状態にするとよいです。いつでも見え、すぐにまた手に取れる場所に収納することで、子どもが安心して片付けに取り組みやすくなります。
美しさと手軽さは、工夫次第で両立させることが可能です。大人も子どもも、お互いに片付けたくなる方法になるよう、収納方法を見直してみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)