ワイドショーに多数出演している芸能リポーターの井上公造氏が5月26日に自身のYouTubeチャンネル「井上公造チャンネル」を更新。昨年、「M-1グランプリ2020」で巻き起こった「漫才論争」について、「M-1」の発案者兼元審査員で現在は引退している島田紳助氏に見解を求めていたことを明かした。
井上氏は「【憧れはキンコン西野】若手芸人が目指す芸人像に変化! 吉本が抱く事務所退所のホンネ」というタイトルの動画の中で、同じく芸能リポーターの中西正男氏とともに変わりゆくお笑い界を徹底解説。その中で昨年末の「M-1」にも触れ、当時は優勝したマヂカルラブリーのネタが「漫才なのかどうなのか」という「M-1論争」に発展したと振り返り、井上氏が「スタンドマイクの前に2人が立ってやるのが(一般的な)漫才だろうと。挨拶以外は1回も立ってないわけですよ。野田クリスタルくんはずっと寝転がって終わったんですよ。でもチャンピオンなんです」と解説した。すると中西氏は「僕からするとそんな論争があるってこと自体がもう極めてナンセンスで」と明かし、自身の知り合いの芸人にもそういうことを言っている人は1人もいないと語った。
井上氏はネット上で「M-1論争」が起きていることを知り、気になって島田紳助氏に見解を聞こうと連絡を取ったと明かした。しかし、紳助氏の回答は「マヂカルラブリーって誰?」というもので、そもそもM-1も観ていなかったとか。一方でスタンドマイクの前に立とうが立つまいが、そんなのはどうでもよくて「その日いちばんウケたヤツがチャンピオンなんだ」と言われたという。また、「本当にわかってほしいのは審査員の辛さ」であり、現役が現役を審査する難しさを伝えられたと語った。
含蓄のある言葉だが、ネットでは《紳助にいつ連絡とったのか知らないけど、連絡取れるんだったらマリエのことについて聞きなさいよ》《質問内容がマジ違う》《この人レポーターというよりコメンテーターとかタレント寄りの仕事しかしてなくない? 芸能人とズブズブで忖度すごそうだし》など批判が殺到した。
「モデルで実業家のマリエが、15年前に紳助氏から枕営業を誘われたと先月告白したばかり。今回のYouTubeで井上氏が明かしたように、簡単に紳助氏と連絡が取れる関係ならば芸能レポーターとして今聞いてほしいのは、昨年末の『M-1論争』についてではなく、マリエの告発騒動についてとネット民からツッコミが殺到したのは当然のことでしょう」(芸能記者)
果たして今後、井上氏は芸能リポーターとしての面目躍如を果たせるだろうか。
(柏原廉)