仕事に苦手意識を持っているなら、ちょっとだけ仕事というものをとらえ直してみてはいかがでしょうか。
エムケー・アンド・アソシエイツ代表で立命館大学経営管理研究科(MBA)客員教授の河瀬誠さん著、漫画家の梅屋敷ミタさん作画「マンガでやさしくわかる問題解決」(日本能率協会マネジメントセンター刊)によると、仕事をしていると「今のやり方は、おかしいんじゃないかな?」「もっとよい方法があるんじゃないかな?」と思うことがありますが、そこで必要になるのが“問題解決”で、与えられた仕事をただやるだけが仕事ではないというのです。
問題解決というと難しいイメージがあって、「私はやっぱり仕事には向いていないわ」と思うかもしれませんが、その方法にはステップやコツがあり、それさえ覚えればそう難しくはないようです。数ある手段の中でも、自分のやりやすい方法をみつけることがポイントなのかもしれませんね。
例えば、“瞬発思考”というものがあります。これは、「究極の問題解決力が身につく瞬発思考」(文響社刊)の著者である寺嶋直史さんが提唱しているもので、瞬発思考とはイコール問題解決力のこと。どんな問題に遭遇しても、即断即決で最適な解決策を導ける方法なんだとか。
そのためにまず必要になるのが、“思考の手順”を知っていること。思考にも、料理のように手順があるというのです。瞬発思考法の手順は、1.現状把握、2.問題発見、3.原因究明、4.ゴール・イメージ、5.具体策なんだそう。手順の間違いでよくあるのが、現状把握が不十分なまま結論を導き出すことで、まずは現状把握を充分に行うことが重要のようです。
いかがでしたか? 問題解決に対して積極的に取り組み、仕事に生かしてくださいね。