政治資金の私的流用疑惑で非難を浴びている舛添要一東京都知事。20日の定例会見でも、政治資金で支払った千葉県のホテルでの宿泊費や、インターネットオークションで購入した美術品に関する厳しい質問が相次いだ。
だが、舛添知事は終始「厳正な第三者の目で精査していただく」と繰り返し返答するばかりで、都民の不信感は募るばかりだ。
そんな中、舛添知事の元妻で自民党参院議員・片山さつき氏の発言が容赦ないと物議を醸している。例えば13日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)にVTR出演した際には、舛添知事に対し「深い謝罪をされて後ろ指をさされることのない行政のトップとして、頭を丸めて‥‥」とまで語った後に、「あっ、(丸める)毛がないか? すみませんね」といったブラックジョークまで飛ばす有様。
さらに、写真週刊誌「FLASH」の取材では、舛添知事との結婚に至った経緯や離婚理由についても赤裸々に語っている。
それによると片山氏は、大蔵省(現財務省)に勤めていた1986年、27歳のときに当時、東京大学助教授で10歳年上の舛添氏とお見合い結婚。それについて「私との結婚も、大蔵省の女性キャリアという肩書を利用したかっただけ」とバッサリ。また、仕事で遅くなった片山氏に物を投げつけるDV行為があったこと、さらには舛添知事が不貞をしてその相手が妊娠をしていた事実についても暴露しているのだ。
そんなイケイケな片山氏の言動に対して、一部からは「互いに家庭があるのに、蒸し返すのはどうか」「世間の耳目を集めたいがための行動では?」といった批判もあるが、そんなことは「お構いなし!」と言わんばかりに、口撃は収まる気配を見せない。
14年の都知事選の際も、舛添氏に対して苦言を放っていた片山氏。元夫の人間性について、次なる爆弾発言があるのか気になるところだ。